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【イベント紹介】データで農業が変わる!~WAGRIオープンデー2025で見えた、次の農業DXの一手~

こんにちは、スマート農業に取り組む渡邊智之です。今回は、2025年7月11日に開催される注目のイベント「WAGRIオープンデー2025」について、その意義と見どころをお伝えしたいと思います。

■ WAGRIとは? いまさら聞けない基本情報

まず「WAGRI(ワグリ)」とは何か。これは農研機構が運営する公的なクラウド型農業データ基盤で、気象データ、農地情報、収量予測、APIサービスなど、農業に役立つ様々なデータ・ツールを提供しています。

WAGRIは2018年から運用が始まり、現在では200社を超える企業・団体が会員として登録。各社がこのデータを活用し、農業現場の課題解決につながるサービスやソリューションを展開しています。

■ WAGRIオープンデー2025とは?

今回の「WAGRIオープンデー2025」は、WAGRI会員企業が自社の技術やサービスを紹介し、来場者が直接担当者に相談できるリアル展示イベントです。テーマはズバリ「データで農業を変えよう」。

スマート農業や農業DXに関心がある方なら、誰でも無料で参加できる貴重な機会です。

■ 注目の出展社と展示内容(一部抜粋)

今回のイベントでは、以下のような企業・団体が出展し、WAGRIデータの活用事例や新サービスを紹介します。

出展企業

展示内容・テーマ例

グリーン(e-kakashi)

AIによる収穫適期・病害虫リスク通知サービス

クボタ(KSAS)

経営支援型スマート農業プラットフォーム

ESRIジャパン

GISで農業現場の可視化・分析を支援

NTTアグリテクノロジー

遠隔営農支援と収量予測の社会実装

ベジタリア

卸売・需要価格予測に基づいた需給最適化支援

セラク

WAGRI APIを活用したスマートフードチェーンの実装

住友化学

「つなあぐ」アプリで営農支援の高度化

高知県

IoP(Internet of Plants)による地域発スマート農業

これらはほんの一部にすぎません。参加するだけで全国の最新事例が“触れる形”でわかる絶好の機会です。

■ なぜ今、WAGRIが重要なのか?

日本の農業は、少子高齢化や気候変動といった複雑な課題に直面しています。こうした中、データに基づいた意思決定はもはや不可欠です。

WAGRIの強みは「公的かつ中立なデータ基盤であること」。民間単独ではアクセスが難しい気象、土壌、農地区画などの情報が、APIで取得可能となり、イノベーションの“燃料”となるのです。

これにより、

  • 新しいサービスが生まれる

  • スタートアップや地域プレイヤーが参入しやすくなる

  • 結果として現場の農業者にも“使える技術”が届く

こうした好循環の起点になるのが、WAGRIであり、今回のオープンデーなのです。

■ 最後に:農業×データを“見て・触って・語れる”場

正直に言って、農業データやスマート農業は「難しそう」「遠い話」と思われがちです。しかし、このオープンデーの魅力は、目で見て、手で触って、話して分かるという“リアルの力”にあります。

  • 初心者にもわかりやすく

  • 現場を知る人にも深掘りできて

  • 新たな協業や事業のヒントにもなる

私は、このイベントを「農業DXの交流ハブ」と位置付けています。 ぜひ一人でも多くの方に足を運んでいただきたいと願っています。

🔗 詳細・申込はこちらから:https://forms.office.com/r/UJLvSURSAz 📧 お問合せ:wagri@naro.affrc.go.jp 🌐 WAGRI公式サイト:https://wagri.naro.go.jp/

 
 
 

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