【イベント紹介】データで農業が変わる!~WAGRIオープンデー2025で見えた、次の農業DXの一手~
- Tomoyuki Watanabe
- 28 分前
- 読了時間: 3分

こんにちは、スマート農業に取り組む渡邊智之です。今回は、2025年7月11日に開催される注目のイベント「WAGRIオープンデー2025」について、その意義と見どころをお伝えしたいと思います。
■ WAGRIとは? いまさら聞けない基本情報
まず「WAGRI(ワグリ)」とは何か。これは農研機構が運営する公的なクラウド型農業データ基盤で、気象データ、農地情報、収量予測、APIサービスなど、農業に役立つ様々なデータ・ツールを提供しています。
WAGRIは2018年から運用が始まり、現在では200社を超える企業・団体が会員として登録。各社がこのデータを活用し、農業現場の課題解決につながるサービスやソリューションを展開しています。
■ WAGRIオープンデー2025とは?
今回の「WAGRIオープンデー2025」は、WAGRI会員企業が自社の技術やサービスを紹介し、来場者が直接担当者に相談できるリアル展示イベントです。テーマはズバリ「データで農業を変えよう」。
スマート農業や農業DXに関心がある方なら、誰でも無料で参加できる貴重な機会です。
日時:2025年7月11日(金)13:00~16:00
場所:東京都立産業貿易センター浜松町館(港区海岸1-7-1)
■ 注目の出展社と展示内容(一部抜粋)
今回のイベントでは、以下のような企業・団体が出展し、WAGRIデータの活用事例や新サービスを紹介します。
出展企業 | 展示内容・テーマ例 |
グリーン(e-kakashi) | AIによる収穫適期・病害虫リスク通知サービス |
クボタ(KSAS) | 経営支援型スマート農業プラットフォーム |
ESRIジャパン | GISで農業現場の可視化・分析を支援 |
NTTアグリテクノロジー | 遠隔営農支援と収量予測の社会実装 |
ベジタリア | 卸売・需要価格予測に基づいた需給最適化支援 |
セラク | WAGRI APIを活用したスマートフードチェーンの実装 |
住友化学 | 「つなあぐ」アプリで営農支援の高度化 |
高知県 | IoP(Internet of Plants)による地域発スマート農業 |
これらはほんの一部にすぎません。参加するだけで全国の最新事例が“触れる形”でわかる絶好の機会です。
■ なぜ今、WAGRIが重要なのか?
日本の農業は、少子高齢化や気候変動といった複雑な課題に直面しています。こうした中、データに基づいた意思決定はもはや不可欠です。
WAGRIの強みは「公的かつ中立なデータ基盤であること」。民間単独ではアクセスが難しい気象、土壌、農地区画などの情報が、APIで取得可能となり、イノベーションの“燃料”となるのです。
これにより、
新しいサービスが生まれる
スタートアップや地域プレイヤーが参入しやすくなる
結果として現場の農業者にも“使える技術”が届く
こうした好循環の起点になるのが、WAGRIであり、今回のオープンデーなのです。
■ 最後に:農業×データを“見て・触って・語れる”場
正直に言って、農業データやスマート農業は「難しそう」「遠い話」と思われがちです。しかし、このオープンデーの魅力は、目で見て、手で触って、話して分かるという“リアルの力”にあります。
初心者にもわかりやすく
現場を知る人にも深掘りできて
新たな協業や事業のヒントにもなる
私は、このイベントを「農業DXの交流ハブ」と位置付けています。
ぜひ一人でも多くの方に足を運んでいただきたいと願っています。
🔗 詳細・申込はこちらから:https://forms.office.com/r/UJLvSURSAz 📧 お問合せ:wagri@naro.affrc.go.jp 🌐 WAGRI公式サイト:https://wagri.naro.go.jp/
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